「あさべん」タイムの使い方③「情報処理技術者試験 午後Ⅱ対策 勉強方法」

 次に、私が、情報処理技術者試験のITストラテジスト試験の合格に向けて勉強していた時の、午後Ⅱ論文対策の勉強方法を紹介します。

 「あさべん」タイムは30分です。

ITストラテジスト午後Ⅱ試験の時間は120分です。120分で3問出題の内1問を選択して論文ストーリーを組み立てて3000文字程度の論文を書きます。

 でも「あさべん」タイムは、30分。

当然30分で論文を書き上げることはできません。


 これは 、私が論文対策を始めた頃にしていたことです。特にこれから論文試験を初めて受験される方におすすめします。

私が論文試験の勉強を始めた時にしたことは、サンプル論文を書き写すことでした。

私はこれを写論(しゃろん)と呼び、論文の勉強を始める人に必ず薦めています。

論文を書いて覚えたら楽かなと思ったのがきっかけでした。しかし、初めは書き写すだけで2時間かかりました。

写論をしたことにより、論文試験には体力と気力が必要なことや、考えながら書いている時間は無いことを感じ取ることができました。

論文なんて書くの無理!と思っている方は、すぐに写論をお薦めします。


 論文の勉強をしようと考えると、「まとまった時間が取れるときに勉強しよう。」と考える人が多いと思います。

そう考えていると、なかなか論文の勉強はできません。

ついつい後回しになります。

そこで、「あさべん」タイムの30分を利用してできる写論(しゃろん)をお薦めします。

30分の短い時間でも論文の勉強ができます。


 ここからは、「あさべん」タイム以外の私の論文勉強方法を紹介します。

 次に私が考えた勉強方法は論文を聴くことです。論文を音声ファイルにして音楽プレーヤーに入れて通勤中などに繰り返し聴いていました。

私はこれを聴論(ちょうろん)と名付けています。


 音声ファイルの作成方法は、次の通りです。

1 サンプル論文や自分で書いた論文をパソコンに打ち込み、テキストファイルを作成します。

2 テキスト読み上げフリーソフトを使用してMP3ファイルに変換します。

3 MP3ファイルを音楽プレーヤーのソフトで音楽プレーヤーに転送します。

最近はテキストファイルを作ればスマホのテキスト読み上げソフトで聴くことができるようになりました。

 この方法は、論文内容が記憶に残ると共に、常に試験を意識して勉強に対するモチベーション維持にも有効でした。


 私はITストラテジストの業務経験はありませんでしたので、自分の経験で論文を書くことはできませんでした。

そこで論文の題材集めに活用したのは市販のサンプル論文集でした。

解りやすいサンプル論文を1つ選び、自分が体験したと思えるくらいに論文を覚えました。

1つの論文を覚えたことにより、一部を変更することによりバリエーションを増やして複数の題材で論文が書けるようになりました。

この方法で習得した論文作成方法は、試験区分が変わっても、論文構成の基本とし役立てることができました。 


 最後に、論文対策のためには「あさべん」タイムの30分だけでなく、実際の試験と同じ2時間以上の時間を確保して論文を書く練習をすることも必要です。

私は、論文を書く時間を確保するために論文の勉強会に参加しました。

勉強会では勉強時間を確保できるだけではなく、勉強仲間で論文を添削しあうことにより合格論文を書くコツ、テクニックを習得できました。

自宅で勉強できる環境と時間を確保できない方や、なかなか勉強する気になれない方には勉強会に参加することをお薦めします。


 あなたはどのように使いますか?

 毎日30分。

 自分のための30分。

 一つのことに集中する30分。

 自分の将来のために、「あさべん」タイム。 


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